そんななか、1896年2月、高宗が王世子とともに極秘裏に漢城のロシア公使館に移り、そこから1年余りも国に政務を執るという、前代未聞の事態が起こる。
いわゆる「露館播遷ろかんはせん)である。
かりにも一国の皇帝が他国の肥後のもと、その虎の威を借りて命令を下すのだから、まさに異常事態であり、世界史上の大珍事でもあった。

その結果、ロシアの朝鮮に対する影響力は、非常に大きなものとなっていった。
日清戦争の結果、朝鮮はせっかく清国からの自主独立を手に入れたのに、わずか2年足らずのあいだに、自ら進んでロシアを事実上の宗主国にしてしまったのである。

【朝鮮半島はなぜいつも地獄が繰り返されるのか 石平】 
第4章 近代化を妨げて自壊、現在も続く朝鮮の悪弊 より




朝鮮半島はなぜいつも地獄が繰り返されるのか
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