いちばん手軽なのは、バスタブにいつもと反対向きに入ってみることである。
友達や恋人の家で風呂に入ったときに味わった緊張感を思い出して欲しい。
入浴というが日常的な行為だからこそ、その場所が変わっただけで気分が大きく変化する。

(中略)

裸の時は色々な刺激が五感を伝わって入ってくる。
ふだん人間は目だけに頼って周囲の刺激を受けていることが多い。
これでは発想の幅が狭くなる。
だから五感をフルに解放しようと思ったら、窓のない浴室で照明を消して入浴してみるといい。
真夜中に海の中に入ったときと同じような、不思議な感覚を味わうことができるはずだ。

バスルームに限らず、部屋の中で座る位置を変えてみるだけでも、熟知していたはずの光景が新しいものに見える。
これは街の風景だって同じだろう。
近所の見慣れた街並みの中にも、見たことのない景色はいくらでもある。
何を見るにしても、アングルによって考え方が全然違ってくるとうことを忘れてはいけない。

アングルを変えてものごとを見る習慣を身につければ、1つの商品を企画する場合にも幅広い考え方ができるようになる。
気付かなかったメリットやデメリットが見えてくることもある。
「どうして自分はこっち向きにバスタブに入っていたんだろう」という疑問をもつのと同じように、いつも常識や決まり事を疑ってみる姿勢が大切である。

【中谷彰宏の企画塾 発想体質に生まれ変わる101条 】 
第1章 逆をやってみる より




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