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タグ:森田療法

不安があってもより人間的な意味を求めて自己実現をしたいという欲望と二つの欲望の方向が存在する。
つまりそのどちらかを選ぶのは彼自身であり、彼は選ぶ自由を有しているといえるのである。
ここでは、彼は、神経質(症)者としての選択を行っているのではなく、一個の自己確立の出来た日常人としての選択の自由を行使しようとしているのである。

以上のようなことを考え合わせると、神経症的体験は、必ずしも人間にとってマイナスとなるものではない。
苦悩・葛藤を通してその人間を深め、視野を広げ、より豊かな自由を目指す人間形成に役立つともいえるのである。
すなわち、神経質(症)の治療は、とらわれからの解法から出発して、人間としての自由へと向かう一連の過程であると考えてもよいのである。


【森田療法 岩井寛 】
4 神経質(症)の治し方 より




森田療法

”自分の真の欲望を生かしていく”という方向に踏み切ることにした。
しかし、症状を取り去ることはできないから、彼はそれまでに悩んできた症状を「あるがまま」に受け止めるように努力をしたのである。
つまり彼は、身体が震えることを自覚しながら会議に出席し、字を書く手が震えることにひけめを感じながら字を書き、ときには震えながら震えながら黒板に文字を書いたりした。
そして彼はよりよい内容を他の行員に伝達すべく、努力をしたのである。
その結果、かつての彼の業務上の失策をカバーするような業績を上げることができ、他の行員達からも認められるようになって、自信を回復していった。


【森田療法 岩井寛 】
4 神経質(症)の治し方 より




森田療法

気になる事から注意をそらそうと思えば思うほど、反比例して、症状に注意が向かっていってしまうのが常である。
それは、また精神交互作用の悪循環の結果であり、もしそこから脱しようとするならば、、その観念を取り去ろうと努力したり、気になる物事を繰り返して確かめようとせず、”もう少し確かめたい”という不安・葛藤を残したまま、現実における日常目的に行為を移していくべきである。
ここでも「注意の法則」が働き、自分の真の欲望が生かせるような現実目的を果たしていけるならば、そちらにいつの間にか注意が移って、日常生活の流れが強迫観念に中断されることもなくスムーズになっていくのである。


【森田療法 岩井寛 】
4 神経質(症)の治し方 より




森田療法

どうしようもなくなってくるのです。

ところが、私はこういう状態は私以外の誰にでもやってくるものなのだと考え、あえてその状態をなくしようと努力をしないようになりました。
そして一方、話の内容をよりよくしようとか、相手にどうしたらそれが明瞭に伝えられるだろうかとか、自分と他者の間の具体的な効果を上げうることについて一生懸命に考え、努力するようにしました。
すると面白いことに客観的にみると、先生はあがらないとか、落ち着いているとか言われるようになったのです。

【森田療法 岩井寛 】
4 神経質(症)の治し方 より




森田療法

にとらわれやすい傾向にあるのは前述の通りである。
そしてそれに対して「はからう」ことによって、現実逃避的な面がいよいよ増強され、日常生活を歪曲してしまう。

この世に生活する限り、不安のない人間はいないし、人と人との出会いの中で、軋轢のない人間関係は存在しない。
また、人間は条理の世界ではない”不条理の世界”に生きているのだから、いくらこうあってほしいと願ってもそうはいかない。
突然に病に冒されることもあろうし、人に裏切られることもあろう。
時には予想もつかぬ折に死に直面しなければならないこともある。

このようなことを先回りしておもんばかり、「不安」に作り上げてしまうのが神経質(症)者である。
そしてそれによって「とらわれ」の観念を持ち、さらに「はからい」、生き生きとした日常的な現実に背を向けてしまう。

【森田療法 岩井寛 】
4 神経質(症)の治し方 より




森田療法

自分が現実から逃避することを合理化し、自分にとって都合のよいものにしてしまう。
したがって、「とらわれ」と「はからい」の心理が強くなればなるほど、現実逃避の状態は合理化され、日常常識的な生活からはずれていってしまう。
「とらわれ」と「はからい」のなかに浸っているうちは、患者はそれなりに楽であり安心感をもっていられるが、一方、現実からの遊離はひどくなるばかりで、その点で神経症はいよいよ悪化していくのである。

【森田療法 岩井寛 】
2 神経質(症)のメカニズム より




森田療法

強迫観念の場合、歪んだ、あるいは誤った観念に支配され、当事者自身もそれが誤っていると気付いているのであるが、どうしてもその観念を切り離すことができないのに対して、妄想の場合は、ある観念の誤った確信であり、その観念は訂正不可能で現実を無視したものである。

【森田療法 岩井寛 】
2 神経質(症)のメカニズム より




森田療法

したがって、外見上は神経質者のそれと異なって非常に明るいが、つきあっていると、身勝手でうんざりさせられる。

【森田療法 岩井寛 】
2 神経質(症)のメカニズム より




森田療法

いう人がいる。
(中略)
”したいようにする”のが「あるがまま」ではないのである。
一人前の人間として、人生に対する方向性を見出して行動するときに、希望と当時に生じてくる不安や葛藤を、”そのままに認め、受け入れる”ことを「あるがまま」というのである。

【森田療法 岩井寛 】
1 森田療法の基礎理論 より




森田療法

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